枚数と用紙の考察
印刷の枚数と印刷代の仕組み
印刷実費については、詳細は印刷業者も明らかにしませんが、印刷機のセット代(データチェックしたり、機械にセットしたり、試し刷りしたり)+印刷の材料代(インク+紙)で構成されています。
このセット代は小ロット(1000枚以下)では、料金の中で、大きな割合を占めます。
そのため、印刷代は100枚と300枚で、3倍の料金になることはありません。その差は、数百円だったりします。
上記の料金例から抜粋します。
(以下は例です。印刷会社により印刷実費は変動いたします。)
コート90kg |
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両面100枚 | 両面300枚 |
出来上がり量は3倍でも 印刷代差額は+¥518 |
¥5,206 | ¥5,724 | |
@¥52.06 | @¥19.08 | 例 |
用紙もいろいろ
用紙にかかる費用でいえば、用紙によっても異なります。
数字が小さいほうが薄く・値段は安く、数字が大きいほうが厚く・料金は高いです。
両面100枚 | |
コート90kg | コート110kg |
¥5,206 | ¥5,724 |
厚みが違うことで、厚いほうがより高いです。差は¥518です。
厚み=高級感ですので、高級感重視の人は厚みが必要です。
(コート90kgでも十分フライヤーとしての厚みはあります。ペラペラの折込チラシとは全然違います。)
一方で、コート90kgの300枚と、コート110kgの100枚がだいたい同じ料金になってきます。(印刷代金は変動します)
限られた予算の制作するならば、300枚=300人の人に配れるか、100人の人に配れるか。費用対効果としては、コート90kgで300枚のほうに軍配があがります。
もちろん、配ることのできる場がないのに、無駄に印刷しても仕方ありませんが。笑。
チラシと3つ折りパンフの値段の違い
デザイン
デザイン料も異なります。チラシ(表裏2P)に対し、3つ折パンフレットは外3P+内3P=6P相当です。
掲載できる内容量も同じサイズの用紙でありながら異なりますし、お客様からみた読みやすさ・高級感は、チラシvs3つ折では、3つ折に軍配があがります。
A4両面チラシ | A4・3つ折パンフレット |
¥25,000〜 | ¥35,000〜 |
印刷代
3つ折加工は折加工が入ります。また、折位置があるため、ずれもかなり細かく対応する必要があるため、チラシよりも割高です。
コストだけでいえば、チラシのほうが安いです。
ただ、内容量・イメージも絡むので単純にどちらがよいとは言えません。
コート90kg 100枚 | |
A4両面チラシ | A4・3つ折パンフレット |
¥5,206 | ¥7,636 |
配ること、を想定した違い
店頭等での違い
見落とされがちなのが配布の際の違いです。
3つ折りは、手にとってバッグに入れやすいサイズです。
チラシは、折ったりしないとバッグに入りにくいです。
レジ脇などにおく場合、チラシ・3つ折とも100円均一などでもケースは売っています。
3つ折はスペースを取らず、チラシはスペースをとります。
さらに、チラシは場所をとる上に、湿気などで、ベローんと前に垂れてきたりしやすいです。
3つ折はスマートに置いておくことができます。3つ折りパンフを透明のOPP袋(セロファン)に入れることでさらに高級感も増します。
お友達に渡したいな、とおもってカバンに入れたけれど、ベロベロに、、、を避けやすいのは、3つ折です。
ポスティング
みていただけるチャンスがあるかどうか、定かではないポスティングをするならば、コスト重視・枚数確保でもよいでしょう。
ご案内として郵送する場合の違い
ちゃんとした感があるのは3つ折パンフです。
チラシを折りたたんでお送りするのとは違います。
(チラシを折らないで送ろうと思うと今度は送料がかかります)
もちろん普通の紙の白い封筒にいれてもいいですし、こういった切手を貼って書き込めるテープ付き封筒型OPP袋で送ればまた違った印象を与えることができます。
誰かに・他所で、配ってもらうことを想定した違い
地元のお店のチラシを店頭においてくれたり、トイレにおいてくれたり、助け合いで紹介していただくような場合、スペースを大きく占有することははばかられます。また管理に手間をかけていただけるかどうかわかりません。スタンドでべろーんとなってしまったチラシを手にとるより、3つ折でシャキっとなっていたほうが手にとっていただけそうですよね。
手から手へと渡る場合も、3つ折のほうが立派な・高級感がある印象を与えるので、ご紹介者さまのお顔を立てることができます。
郵送などのときと同様OPP袋などでさらにきちんとした感を演出することもよいでしょう。
選び方の基準
で、結局どっちがいいの?
本当にあなた次第です。
コストを抑えつつ、数を配ることに重きをおくのであればチラシ。
いいお客様につなげるために、イメージ重視にするならば3つ折り。
それはビジネスにより異なります。
またそのビジネスにおいてどのステージなのか。新規開拓重視なのか・優良顧客獲得重視なのか。にも左右されます。
なんのために、どうやって、どんな人に配るのか。
そこに答えがあります。